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信州まつもと大歌舞伎 「天日坊」 [舞台]

2年に1度の恒例になりました松本での平成中村座。
待ってました! なんですけど、今年はお山にいるのであきらめようと
チケット発売後も買わずにいました。
でもちょうど7月の中頃ってまだ暇なので、大丈夫だろう、ということで
劇場に電話をしてみたところ、
なんと桟敷席があるとのこと。
桟敷席って座イスに座るので大変かなと思いましたが、
お土産も付いているし、通路側ならいいや、と思い桟敷席を購入。
舞台は前の方で観るのが好きなので・・・・

久しぶりに下山し用事を済ませて午後5時過ぎに劇場へ。

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ボケてますが、劇場入り口。

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エントランスでは縁日みたく、お土産やお菓子などが売られています。


今回の「天日坊」、演じられるのは明治時代以降なかったという芝居。
脚本が宮藤官九郎さん、ということで面白そうな芝居になるんだろうな、
と期待をしていましたが、本当に面白かった。
今までにない歌舞伎、なのだろうと思いました。
演出も面白い。
中納言に化けた猫が可愛過ぎるし、
掛け合いも面白い。
下座音楽のかわりに、トランペットやギタードラムを使用していて、
トランペットの音が心情を表わすのに効果的に使われていた。
最初から可笑しいセリフなどがあって飽きさせません。

話は変わりますが、今年1月に北京に行った際、
京劇の先生をしている知り合いが、京劇の動作と西洋音楽をなんとか
融合させて舞踊を作りたいということで色々試行錯誤されておりましたが、
なんか、この舞台を見せてあげたいと思いました。
あと、歌舞伎や狂言などの日本の伝統芸能を観てもっと自分の芸を深めたいと望んでいる
京劇役者の友人、小劉にも見せてあげたい。


さて、私の座った桟敷の端の席、なかなか脚も伸ばせて快適でした。
今回は花道がないので役者さんが通路を通って行きます。
亀蔵さん演じるお三婆さんがちょうど私の隣で立ち止まってセリフを言ったりして、
お婆さんなので腰がものすごく曲がっており、顔もすぐ隣でした。
平成中村座を観る時は前か通路側などが面白いです。

最後の勘九郎さんの立ち回りもすごかった。
めちゃくちゃの様で綺麗。


歌舞伎を観るのは前回の2010年以来・・・・
ここでふと、京劇を観るのとは違った気持ちが。
京劇は毎年のように北京に行って観ていて、冬しかいかないので
自然と観る演目も決まっていて何やらあまり新鮮味がなくなってきたというか、
それほどわくわくした気持ちもなくなっていて、
もう日常化していたような感じ。
その上たまにがっかりさせられる時もあります・・・・
今回の舞台が始まる時、京劇を観る時とは違った、1秒1秒が貴重な感じがして
目が離せなかった。
そしてものすごく充実した時間になった。




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お土産は

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巾着袋でした。

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また再来年も楽しみに待ってます。




タグ:歌舞伎
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信州まつもと大歌舞伎 「佐倉義民傳」 千穐楽 [舞台]

7月8日は信州まつもと大歌舞伎 平成中村座「佐倉義民傳」を観に行きました。

開演は6時。
定時まで仕事していると間に合わないので
病院に行くといって3時に早退しました・・・

市民劇場_1.jpg
まつもと市民芸術館

入口_1_1.jpg
入口

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階段にも幟が。


この日の席は一等席。
先年の教訓をいかし、チケット発売日には3時に起きて未だ肌寒い、薄暗い中芸術館前で
座布団もって並んだ甲斐あって結構な良い席。
初めて歌舞伎を観る姉はもう興奮しきり。
本当は桟敷席狙いだったけど、桟敷席って座布団。
これは絶対腰がいってしまう・・・と思ったので一等席にしたんだけど、
その後の情報で桟敷席は座椅子を使用・・・・って発売前に言って欲しい・・・


さてコクーン歌舞伎というと、斬新なイメージなんですが、
この前の「夏祭浪花鑑」もかなり斬新でしたが、
今回の「佐倉義民傳」もその上を行く斬新さ。
「義民傳」っていうくらいですから、見たことがなかったので
あー、なんか暗そう・・・みたいなイメージがあってそれをコクーン歌舞伎で
というと、一体どうなるんだろうと思っていたら、ラップですって。
歌舞伎にラップ・・・・
それでてっきり三味線にラップかと思っていたら
シンセサイザーやギターの現代ものの鳴物だったので
ラップもすんなりと違和感なく聴くことが出来て、
これは凄すぎるわ・・・と感嘆している間に
「税金」とか聞こえてくるので、
そろそろ住民税が引き落としだyo!
松本市民になってから1万5千円も住民税値上がりしたyo!
そんでも給料去年より少ないyo!
・・・・と心の中で思うのでありました・・・・切実・・・・

それにしてもやっぱり内容的には悲しい話で、
主人公一家が処刑されてしまうところなんてもう涙涙。
歌舞伎見て泣くのは初めてです。
勘三郎さんはやっぱりお芝居上手いですね。
ものすごくはちゃめちゃな感じがしていましたが、
こういう腰の低いというか、誠実な役もこなせる、役者だなあ、と思ってしまう。
そして笹野高史さんも最高でした。
借金取りに抱きつく場面で、ありがとう、といっているようなその抱きつき方が
可愛過ぎる。

あっと言わせる最後には、悲しいままで終わらないで良かったと思いました。

20分くらい続いたカーテンコールには
役者さん達が「また来たい」と言ってくれました。
新聞にもありましたが、再来年以降、2年に1回歌舞伎公演を続けていきたいとのこと。
こんぴらさんみたいになってくれればいいですね。


幕後、うろうろしていたらロビーにあった「宗吾霊堂」に勘三郎さんがお参りに。
私はちょうど姉とその辺りにいたので、つかさず握手をしてもらいました。

それから車のお迎えが来るまで芸術館の外をうろうろしていたら
楽屋入口の前に人だかりが。
そうか、出待ちかー、とミーハーよろしく寄って行ったら
ちょうど笹野さんが出ていらして、ファンサービスを。
てっきりタクシーかと思えばホテルの貸し自転車に乗って行かれました。
凄い、自転車似合う!


タグ:歌舞伎
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山海塾  TOKI [舞台]

 山海塾 「 時のなかの時ーとき  」
    2008年 11月1日   まつもと市民芸術



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 今年の山海塾日本ツアーの最終日は松本だったそうです。
松本では2回目の山海塾の公演、一昨年初めて観た山海塾の舞台は衝撃的でした。
また松本に来てくれてとても嬉しいです。



「時のなかの時」とはどういうことだろうか。
こうして書いている時も、すべては人生の中の何分の一かの、長い人生のなかでいえば、
ほんのちっぽけな、なんの変哲もない、ただの時。
でもそれは長い人生の中では途絶えさす事の出来ない重要な時。

山海塾の踊り手たちが踊っている「とき」も時。
それを観ていた私もそこにいて同じ時を過ごしている。

緩やかに、時に激しく踊る。
ときは緩やかに、そして激しく流れていく、
そんなことを思った。




http://mv-theatrix.eplus2.jp/article/105911573.html
 「時のなかの時」

 
 山海塾  http://www.sankaijuku.com/ 



タグ:舞台 山海塾
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松竹大歌舞伎 中央コース [舞台]

 本日は久しぶりに歌舞伎を観に行って参りました。

2年ぶりくらいでしょうか。

以前は東京出張の時に会議の後で歌舞伎座まですっ飛んで行って1幕だけ観たりしたものですが・・・・

塩尻市レザンホールでの歌舞伎公演も久しぶりのことではないでしょうか。

ホールの搬入口にトラックが停まっていました。

「あなたの街に参ります」という言葉のもと、全国を回って来たのでしょう。

開場まで時間があったので隣の西友に行こうとしたら主演される市川右近さんが西友から出てきましたよ。

 

中央コースの演目は

1 歌舞伎のみかた

2 「平家女護島 俊寛」

3 「お祭り

出演されるのは市川猿之助門下、澤瀉屋(おもだかや)の皆様。

「歌舞伎のみかた」では義太夫の効果や、大向こう(掛け声)の仕方、見得のきりかたなど、

笑いを交えて2人の人気役者さんが解説。1人はテレビでもおなじみになっている市川春猿さん。

ここでサポートをする役者さんの中に市川笑野さんがいらっしゃった。

笑野さんは岡谷市出身。とても美しい女形である。今日は化粧なしのイケメンでしたが。

 

「俊寛」は初めて観たのですが、こんなに人間くさい芝居だったのかと思いました。

島流しになった俊寛ら3人。俊寛を除く2人は恩赦によって都に帰れることになったのですが、

何故自分だけが許されないのかと泣き叫ぶ。その場面が出家している僧侶のくせに聞き分けがないなあ、と

思ってしまう。でもいくら出家しても人間。俗世に戻れるかという時に、飛びついてしまうのは人間だから。

近松の芝居はやっぱり人間くさい。

俊寛を演じた市川右近さんは声も良く、表情も良く、俊寛の絶望感を良く表現できていると思いました。

 

「お祭り」は舞踊。こういう舞踊は面白い。清元にのってテンポの良い踊りは飽きないです。

芸者の市川笑也さんもいいが、せっかくなら笑野さんに出て欲しかった・・・

 

私が初めて歌舞伎を観たのがこの澤瀉屋の若手役者さんたちの「二十一世紀歌舞伎組公演」という

巡業の時。もう10ウン年前のことですが、その印象は本当によく私の中で残っています。

演目は「仮名手本忠臣蔵」で、短い時間の中で全部やったのですが分かりやすくて面白かった。

笑也さんや、春猿さんの美しさが際立っていました。

最前列で観たので白粉の香りが漂ってきて何ともいえない心地でした。

歌舞伎といえばお家柄、梨園の出でないと主役もはれないということは知っていたあの頃、

彼等「二十一世紀歌舞伎組」の役者さんたちは皆、歌舞伎俳優研修所の出身。

そんな彼等がこんな大掛かりな巡業をしている、ということがすごいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 


タグ:舞台 歌舞伎
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山海塾~KAGEMI [舞台]

 かがみの隠喩の彼方へ―かげみ

   2006年 4月22日   まつもと市民芸術館  

舞台上にゆらめく蓮の葉。大ホールに入ると、その仮想の水面を上から見下ろす形になる。
自分の座席に近着いていくうちに、その水面にもだんだん近着いていく。座るととうとう自分が蓮の葉より下、水の中にいることになる。そういう感覚で緩やかな音楽を聴きながら開演を待つ。
真暗な中で踊り手が現れ、蓮の葉が上昇し、すっかり水底にいる。水底で踊り手たちが洗練された体の動きを見せる。そして大きく呼吸する。
ピアノ、二胡の静かな音、時には激しい音がする中でもふと、ここは音のない世界なのではないかと思う。静寂の水底で生息している。
合わせ鏡のようにお互いを覗き込み、時ににたりと笑う。赤と青の色をお互いに塗りたくる。
意識が合わさり、体が同じ動きをする、それこそ芸術である。
光を求めて、上昇するかのように蓮の葉が降りてくる。そして彼等は蓮の葉の隙間から少し手を出して光を掴んだ。

なんという虚脱感
踊り手たちが去ったあと呆然としてしまう。
感動が沸きあがった後そんな感覚になったのは初めてだつた。
凄い物を観た。


タグ:舞台 山海塾
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山海塾 [舞台]

本日は山海塾の天児牛大さんの公演前のレクチャー、デモストレーションがありました。
会場に入ると舞台上では2人の踊り手が卵を立てていました。
これが “卵を立てることから” かあーーと始まる前から感動。

明日が山海塾の公演日なのですが、いまだその舞台を観たことがありませんでした。
山海塾を知ったのは高校生の時。雑誌で見て衝撃が・・・何なの?!この怪しい人たち!
何で剃髪で白塗りなん? それでもものすごく舞台を観て見たいと思いました。  ・・・しばらく山海塾は私のアイドルでした・・・
それから何年か経ち舞台も観ることもないままでしたが、ようやく日本公演が決まり、そして
松本に!更に天児さんのレクチャーもある!

体  舞踊=重力
重力との対話
足面と床面との対話
重力からの開放
体と意識との葛藤

頭がついていきません・・・
天児さんは意識という言葉をよく使っていましたが
体はここにあるけど、伸ばした手の先から更に伸ばした意識はいかに体はゆっくり動いて
いても意識は回りを凄いスピードで動いている・・・

舞台上は無限の空間ということでしょうか・・・・

重力、見えない線、糸
私の意識が彼等の作る無限の舞台で共有できたらいいのにな


タグ:舞台 山海塾
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