平成中村座 信州まつもと大歌舞伎 [日記]
2008年 7月13日 まつもと市民芸術館
「平成中村座 信州まつもと大歌舞伎 夏祭浪花鑑」

芸術館は駅から大通りをまっすぐ歩いて来て15分くらいの所にあります。
松本にある劇場はもうひとつ文化会館という大きなのがありますが、
文化会館は遠いので行くのにちょっと躊躇します。
でも芸術館は街中にあるので本当に便利です。
さて、芸術館前は歌舞伎役者さんののぼりが立っていて、ああ、歌舞伎・・・と感慨深くなってしまいます。
中に入り、2階ロビーに行くと、たくさんの出店が出ており、お祭りの雰囲気いっぱい。
一際人だかりの中へ行って見ると、出演者の一人、笹野高史さんが舞台衣装のままサインをしていました。
開演は1時半、10分前に席に着くと、花道に笠をかぶった役者さんが歩いて来ました。
エッホン、と咳をしながら来るので、あっ、笹野さんだな、とそれに気付いたお客さんたちから拍手。
そのうちぞくぞくお客さんに混じって入り口から役者さんたちが入ってくる。
これは地方ならでは、なのか、面白い演出。鳴り物さんたちも一緒なのが面白い。
役者さんたちは舞台に上がっていく人もいれば、客席に座ってしまう人も。
弥十郎さんは階段に座っていた。
こうなると一体いつ舞台は始まるのか分らなかったが、すでにお祭りは始まっていたのだ。
大阪の下町の夏祭りの日。魚売りの団七九郎部兵衛はケンカ早く、
この日もケンカが元で牢に入れられてしまう。
女房のお梶が仕えていた玉島兵太夫の口添えで出所する。
兵太夫の息子、磯之丞は人殺しを犯してしまうが、団七夫婦、兄貴分の釣船三婦、義兄弟の徳兵衛
らと共に磯之丞とその恋人の琴浦を守ろうとする。
しかし、金儲けを企むお梶の父である、義兵次は琴浦を彼女に横恋慕する武士、
大鳥佐賀右衛門の元へと連れていこうとする。
それを追いかける団七。そこでとうとう舅である義兵次を殺めてしまう。
それを見てしまった徳兵衛は、お梶を口説き、団七を怒らせて離縁させ、
義兵次が舅ではないことにしようとする。
しかし団七の舅殺しの罪がばれ、追手がやって来る。
舞台上ではにぎやかなお祭りが始まるが、いつの間にかケンカ騒ぎになり勘三郎さん演じる団七が登場。
相手を殺してしまい、舞台上から役者が引けた後、桟敷席に座っていた七之助さんが人物紹介を始める。
面白いのは「松本」とか言ってくれるところ。ここで花道に又笹野さん演じる義兵次が登場。
桟敷席のお客さんのバックをひったくって逃げようとした所を七之助さんに捕まえられていた。
所々にお客さんをいじるようなセリフがあって面白い。
さて、一番の見所であろう「殺しの場」。
明かりは舞台前の蝋燭の火と、黒子が持って役者の周りを照らし出す蝋燭の火のみ。
団七と義兵次がもつれ合って動く度に黒子も長い竿についた蝋燭の火を操る。
その動作もかなり難しい所。しかし、この演出は凄い。闇に浮かぶ2人の壮絶な姿。
舞台の真ん中に出来た泥沼に沈んでいく義兵次。
そしてとうとう団七を捕まえる立ち回りの場面の面白いこと。
京劇の激しい立ち回りも面白いけど、歌舞伎のなんだか形が決まった大立ち回りもいけます。
ジオラマのような町に逃げる団七。お城の屋根の裏に回りこみ、
人形によって屋根の上での立ち回りが演じられる。2人を蹴落とした後に登場したのは
なんとアルプちゃん。アルプちゃんは松本市のゆるキャラ(?)
そして徳兵衛も加わり、一緒に舞台奥に映し出された松本城へと逃げていく。
照明がチカチカとするのでまるで本当に遠くへと逃げて走っているかのように見える。
これをやられると目がチカチカしてくるのだけど・・・・
そして又舞台前に戻ってきて、急にバラバラというヘリの音が。ヘリの陰も現れた。
そこへやってきたのは長野県警のパトカー。
すごいラスト・・・
そしてカーテンコール。
歌舞伎の公演ではカーテンコールはないけれど。
渡されたペンライトを持って総立ちで拍手。
千秋楽の為の特別な演出。すごかった。
30分以上も拍手していたけれどちっとも疲れなかったのは舞台で興奮していたせいだろう。
3回くらい幕が引かれたけど、お客さんの熱烈な拍手によって又幕が開く。
「また必ず戻ってきてね、松本に」という垂れ幕に「又来たい」と答えてくれた勘三郎さん。
これは期待せずにはいられません。
最後に勘三郎さん、串田さん、橋之助さん、笹野さんを胴上げ。
面白かった。本当に。千秋楽は最高です。
この公演が毎年行われるようになったら、夏の松本はイベント一色になります。
このあと来るのはサイトウ・キネン。
でも今年は北京行っててチケット買えませんでしたが・・・
「平成中村座 信州まつもと大歌舞伎 夏祭浪花鑑」
芸術館は駅から大通りをまっすぐ歩いて来て15分くらいの所にあります。
松本にある劇場はもうひとつ文化会館という大きなのがありますが、
文化会館は遠いので行くのにちょっと躊躇します。
でも芸術館は街中にあるので本当に便利です。
さて、芸術館前は歌舞伎役者さんののぼりが立っていて、ああ、歌舞伎・・・と感慨深くなってしまいます。
中に入り、2階ロビーに行くと、たくさんの出店が出ており、お祭りの雰囲気いっぱい。
一際人だかりの中へ行って見ると、出演者の一人、笹野高史さんが舞台衣装のままサインをしていました。
開演は1時半、10分前に席に着くと、花道に笠をかぶった役者さんが歩いて来ました。
エッホン、と咳をしながら来るので、あっ、笹野さんだな、とそれに気付いたお客さんたちから拍手。
そのうちぞくぞくお客さんに混じって入り口から役者さんたちが入ってくる。
これは地方ならでは、なのか、面白い演出。鳴り物さんたちも一緒なのが面白い。
役者さんたちは舞台に上がっていく人もいれば、客席に座ってしまう人も。
弥十郎さんは階段に座っていた。
こうなると一体いつ舞台は始まるのか分らなかったが、すでにお祭りは始まっていたのだ。
大阪の下町の夏祭りの日。魚売りの団七九郎部兵衛はケンカ早く、
この日もケンカが元で牢に入れられてしまう。
女房のお梶が仕えていた玉島兵太夫の口添えで出所する。
兵太夫の息子、磯之丞は人殺しを犯してしまうが、団七夫婦、兄貴分の釣船三婦、義兄弟の徳兵衛
らと共に磯之丞とその恋人の琴浦を守ろうとする。
しかし、金儲けを企むお梶の父である、義兵次は琴浦を彼女に横恋慕する武士、
大鳥佐賀右衛門の元へと連れていこうとする。
それを追いかける団七。そこでとうとう舅である義兵次を殺めてしまう。
それを見てしまった徳兵衛は、お梶を口説き、団七を怒らせて離縁させ、
義兵次が舅ではないことにしようとする。
しかし団七の舅殺しの罪がばれ、追手がやって来る。
舞台上ではにぎやかなお祭りが始まるが、いつの間にかケンカ騒ぎになり勘三郎さん演じる団七が登場。
相手を殺してしまい、舞台上から役者が引けた後、桟敷席に座っていた七之助さんが人物紹介を始める。
面白いのは「松本」とか言ってくれるところ。ここで花道に又笹野さん演じる義兵次が登場。
桟敷席のお客さんのバックをひったくって逃げようとした所を七之助さんに捕まえられていた。
所々にお客さんをいじるようなセリフがあって面白い。
さて、一番の見所であろう「殺しの場」。
明かりは舞台前の蝋燭の火と、黒子が持って役者の周りを照らし出す蝋燭の火のみ。
団七と義兵次がもつれ合って動く度に黒子も長い竿についた蝋燭の火を操る。
その動作もかなり難しい所。しかし、この演出は凄い。闇に浮かぶ2人の壮絶な姿。
舞台の真ん中に出来た泥沼に沈んでいく義兵次。
そしてとうとう団七を捕まえる立ち回りの場面の面白いこと。
京劇の激しい立ち回りも面白いけど、歌舞伎のなんだか形が決まった大立ち回りもいけます。
ジオラマのような町に逃げる団七。お城の屋根の裏に回りこみ、
人形によって屋根の上での立ち回りが演じられる。2人を蹴落とした後に登場したのは
なんとアルプちゃん。アルプちゃんは松本市のゆるキャラ(?)
そして徳兵衛も加わり、一緒に舞台奥に映し出された松本城へと逃げていく。
照明がチカチカとするのでまるで本当に遠くへと逃げて走っているかのように見える。
これをやられると目がチカチカしてくるのだけど・・・・
そして又舞台前に戻ってきて、急にバラバラというヘリの音が。ヘリの陰も現れた。
そこへやってきたのは長野県警のパトカー。
すごいラスト・・・
そしてカーテンコール。
歌舞伎の公演ではカーテンコールはないけれど。
渡されたペンライトを持って総立ちで拍手。
千秋楽の為の特別な演出。すごかった。
30分以上も拍手していたけれどちっとも疲れなかったのは舞台で興奮していたせいだろう。
3回くらい幕が引かれたけど、お客さんの熱烈な拍手によって又幕が開く。
「また必ず戻ってきてね、松本に」という垂れ幕に「又来たい」と答えてくれた勘三郎さん。
これは期待せずにはいられません。
最後に勘三郎さん、串田さん、橋之助さん、笹野さんを胴上げ。
面白かった。本当に。千秋楽は最高です。
この公演が毎年行われるようになったら、夏の松本はイベント一色になります。
このあと来るのはサイトウ・キネン。
でも今年は北京行っててチケット買えませんでしたが・・・
タグ:歌舞伎










歌舞伎のイメージが変わりますね。
勘三郎さんだからなんでしょうけど(^^)
それにしてもスゴイ演出だなぁ~!
by ゆっきぃ (2008-07-15 22:00)
定着できたら、凄い事ですよね。
それにしても、サイドバーのキノコが・・・(汗
by たいへー (2008-07-16 18:33)
◇ゆっきぃさん
勘三郎さんだから出来るのかもしれませんね。
歌舞伎の演出の専門ではない人がやるから
こんな型破りな演出が思い浮かぶのかもしれません。
ほんとに面白すぎでした。
◇たいへーさん
定着して欲しいです。
チケット争奪戦、凄そうです・・・
きのこの山のこのキャラクター大好きなんです・・・
でもこんなに大きいとは思いませんでした。
by linmei (2008-07-16 22:36)